動物園や水族館の飼育係の仕事は、動物小屋や水槽などの掃除、動物たちへの給餌、動物や魚たちの健康管理までと幅広く、一日中気の抜けない仕事です。
単なる動物好きではつとまらず、絶えず動物の健康状態に気を配り、迅速かつ適切な対応をすることが求められます。
また、担当する動物の出産や急病の際には、夜中までつきあうこともあります。
飼育係になるにはまず動物園などへの就職が前提。例えば多摩や上野など都立動物園の飼育係は皆、東京都職員です。
したがって、東京都の採用試験を受けて合格しなければなりません。
公立以外の動物園・水族館の採用条件は各園館ごとに異なりますが、随時、欠員がでた時に採用試験を行っています。
民間の場合(公立でも都道府県の職員採用試験ではなく、運営管理する部署が独自に就職試験を行うことがある)、就職の際に飼育の専門知識を用件にしているところとそうでないところがありますが、専門知識があったほうが有利です。
水族館の飼育係で最も多いのは大学の水産学部・海洋学部・畜産学部などの卒業者や、獣医資格保持者です。