獣医師は、犬や猫などのペットや、豚・馬・牛など家畜の病気の治療・予防にあたるほか、畜産指導や食品衛生の分野などでも仕事をします。
ペットを対象としたいわゆる動物病院の先生は、自分で病院を経営しているか、勤務して診療にあたっています。
最近では動物病院でも人間の病院並みの診療設備を完備しているところが増えており、往診を行うこともあります。
家畜を診療する獣医師には、個人で開業している人と、農業協同組合や市町村の家畜診療施設に勤める人がいます。
民間企業に就職して、契約した農家を巡回診療するケースもあります。
獣医師になるには、まず獣医大学や獣医学課程のある大学で６年間学ぶ必要があります。
その後獣医師国家試験に合格し、農林水産大臣から獣医師免許を受けることが条件です。
獣医師の適性としては、ただ「動物が好き」というだけでは不適格です。理数系に強く、医学全般に広く興味があること。
そして動物の体調の変化に鋭い感覚や観察力、判断力があることが欠かせません。
