新聞に代表される報道写真、広告やPRに使われる商業写真、雑誌のグラビアなどの娯楽写真、医学や工業系の資料写真…これらの写真を撮影するのがプロのカメラマン。
報道写真は、事件や事故、スポーツなどを撮影するため、写真の美しさよりも、シャッターチャンスをいかに逃さないかが問われます。
商業写真や娯楽写真は、いかに美しく撮るか、企画された内容がいかに反映できているかが問われます。
また、商業写真や娯楽写真では、人物専門、動物専門、料理専門、ファッション専門、風景専門のカメラマンなど専門化が進んでいる世界です。
特別な免許や資格は必要ありません。
しかしアマチュアでもかなり質の高い写真が撮れるようになった現在、プロであるためには、相当な技術と、鋭い感性、行動力が必要です。
カメラマンには、芸術系の大学や写真専門学校の出身者が多数を占めています。
そして新聞社や雑誌社に就職したり、写真スタジオのアシスタントやフリーカメラマンのアシスタントをしながら、一人前のカメラマンになるのが一般的です。