出版の世界では、印刷物総発行部数の3分の1がマンガだといわれています。
漫画家としての成功は、才能を引きだしてくれる編集者とめぐリ会えるかどうかにかかっています。
新人のうちは、編集者との二人三脚で仕事が進められます。
まず担当編集者からアドバイスを受けながら、決められたページ数とテーマによってストーリーを考えます。
次に吹きだしのセリフ(ネーム)とコマ割りを考え、下書き、ペン入れ、そしてスクリーントーン貼リといった作業になります。
プロの漫画家になるための道は、かなりの狭き門です。
漫画家になる方法としては、「マンガ雑誌の新人コンテストに応募する」、「プロの漫画家のアシスタントとして修行する」、「雑誌社に原稿を持ち込んで編集者に認められる」の3つのパターンがあります。
出版社は常に新しい才能を探しています。
一方では、「コミケ」(コミックマーケット)を発表の場として「同人誌のプロ」として活躍する人もいます。
自分が描きたいものだけを描くために、あえて職業としての漫画家を目指さないタイプです。