近年の医療技術の高度化には驚くべきものがあり、様々な医療専門技術者が登場しています。
臨床工学技士もその１つで、世界に先がけて日本で国家資格として制定されました。
医師の指示のもと、人工呼吸装置・人工心肺装置・人工透析装置などの生命維持管理装置の操作・保守・点検を行います。
臨床工学技士になるには、国家試験の合格が条件です。臨床工学技士養成施設を卒業すると国家試験を受験できます。
また、厚生労働大臣が指定する科目を大学などで２年以上修めた後、更に指定養成施設で１年以上学ぶという方法もあります。
入学後は医学の専門知識・専門技術の習得とともに、工学系の勉強もしなければなりません。数学や物理の基礎学力は必要です。
養成校卒業後の進路としては、病院・クリニックへの就職がほとんどで、その他、医療機器メーカーや研究室などへの道もあります。
後、人工生命維持装置はさらに普及していくことが予想されます。臨床工学技士は、まさに次代の医療をになう職業となるだろうといわれています。
