歯科技工士は、歯科医師の歯の治療に対し、入れ歯やさし歯、かぶせ物、矯正装置などを作成する専門家です。
歯科医療技術の進歩、義歯や充填物を作る材料や器材の発達によって、高い技術と知識を持った歯科技工士が求められています。
常に精巧な作業が要求されるため、手先の器用さと優れた造形能力が不可欠です。こつこつと物を作ることが好きな人に向いています。
歯科技工士になるためには、専門学校などの養成施設を卒業し、国家試験に合格することが条件です。
歯科技工士の勤務先は、歯科医院や歯科技工所、総合病院の歯科診療室がほとんどです。ほかに歯科機材メーカーなどがあります。
資質として、細かい作業をこつこつ続けられることが求められます。また歯は一人ひとり形や色も違います。
微妙な色の違いを認識し、その色と形を正確に造形する能力は、芸術的ともいえます。
度な技術を要する歯科技工士の需要はますます増加の一途をたどっています。