学校、ホテル、病院、工場などの大規模な施設では、冷房、暖房、給湯などのためにボイラーが設置されています。
これを取り扱う専門家が、ボイラー技士です。
ボイラーとは高温の水蒸気や温水を大量に、なおかつ急速に作るもので、燃料を燃やす燃料室と、それを吸収して蒸気を発生させるボイラー本体からなっています。
本体には給水装置や安全弁、圧力計、水面計といった計器類があり、ボイラー技士はこうした計器類をチェックしながら、効率よくボイラーを稼働させます。
ボイラー技士になるには、ボイラー技士の国家試験に合格することが条件です。
試験は特級、1級、2級があり、級によってボイラー取り扱い作業主任者として取り扱えるボイラーの大きさや範囲が決められています。
受験資格は満18 歳以上で、学歴や資格に応じて一定の経験や実地修習を積んだ者が対象となっています。
ボイラーの操作は、必ずボイラー技士が行わなければならないと法律で定められているため、ボイラー施設がある全ての会社・施設に需要があります。