鉄道施設、トンネルやダム、橋、上下水道などの建設に携わるのが土木技術者の仕事です。
これら土木工事にあたって設計をし、建設作業の監督、指揮をとります。
設計分野と施工分野があり、設計分野の仕事は建設予定地の地形・地質の調査、設計図の作成、工事費・工事期間の設定など。
施工段階では、安全かつ予算内で工事が進むよう方法を検討し進行計画を練ります。
工事中は資材や人の手配をし、現場で監督、指揮をとります。
特に資格は必要ありませんが、構造力学、土質力学、コンクリート工学、水理学など土木工学に関する知識が必要となるので、専門学校などで土木工学を学ぶのがいいでしょう。
その後、土木建設会社に勤めるか、公務員として現場で経験を積み、一人前になっていくのが一般的なコースです。
「土木施工管理技士」の資格をもっていると、さまざまな点で有利です。
2級と1級があり、専門学校の土木課程で学んだ場合、卒業後2年の実務経験で2級の、5年の実務経験で1級の受験資格が得られます。