自動車整備士は、自動車が安全に走行できるよう、点検・整備を行う技術者です。
メーカー系販売会社や一般の整備工場などが主な勤務先ですが、中にはメーカーの実験部門で活躍する人もいます。
多様化するニーズのもと、高度な専門知識と技術を持った自動車整備士が求められています。
一般的には専門学校で学び、国家試験を受験します。
自動車整備士の資格には1〜3級と特殊があり、1年制専門学校で3級自動車整備士、2年制で2級自動車整備士の受験資格が得られ、実技試験が免除になります(国土交通大臣の指定校のみ)。
1級自動車整備士になるためには、2級自動車整備士資格を取得した後、3年間の実務経験が必要ですが、専門学校の1級自動車整備士コース(2年制。2級自動車整備士資格取得者対象)で2年間学ぶことによって、実務経験が不要となり、さらに実技試験が免除されます。
これは、従来の整備・点検・修理の能力に加え、ハイブリッドカーなど新技術への対応や、高度診断技術、地球環境保全に対する知識などを視野に入れたものです。